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【教員免許取得者が思う】学歴社会について

就活
この記事を書いた人

社会人(24歳)
高校までずっと野球(勉強学年最下位)⇨Fラン大学に入学⇨一念発起し猛勉強⇨
成績優秀者として表彰される⇨東証1部、業界首位の企業に在籍中
みなさんに私の経験を少しでも役に立てていただければと思い、書いています。

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みなさんこんにちは、Katsuです。

今回は「学歴は社会で重要視される?」について書いていこうと思います。

先日、東大前でとある事件が起きましたね。

東京大学の前で、男子高校生が3人を切りつけ怪我を負わせた、という内容です。

犯行に及んだ動機としては「志望校に受かりたいが、成績が足りなかった」というものでした。

犯人の男子生徒の学校は、地元でも超有名な進学校だったそうです。

一見順風満帆な生徒のように思えますが、彼なりの悩みがあったと思います。

この事件を見た時、犯行には日本の学歴社会が抱える大きな問題点があるのでは?と感じました。

もちろん、犯人のしたことは許されるべきではありませんし、今後同様の事件を起こらないことを願っています。

では考察していきましょう。

※学歴社会や人物を否定するわけではありません。あくまで1意見として見てください。

 

 

 


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学歴はやっぱり必要?

もちろん、高学歴の大学を目指して勉強を頑張ることは素晴らしいことです。

第一志望の大学に合格できるよう、応援しています。

前提から言いますと「無いよりはあった方がいい」といえます。

就活でも「学歴フィルター」なんてこともありましたしね。(最近は無くなってきているようですが)

学歴の無い学生は、就職できる会社に制限があります。

高学歴は就活市場で引っ張りだこですし、会社でも重宝され易いです。

学歴があるだけで、「頭が良さよう」「仕事ができそう」というイメージもあります。

私自身、Fラン大学出身ですので、学歴ある方は正直羨ましかったです。

事実、東大生と働いた時はレベルの違いに驚きましたし、尊敬しています。

もちろん、学歴の無い方でも優秀な方がいますし、学歴があってもそうで無い人もいます。

学歴は全てとは言いませんが、あるに越したことは無いと思います。


学歴社会に陥るワケ

では、今回の事件もそうですが、日本は「学歴重視」の傾向が強いのでは無いでしょうか。

なぜ学歴社会に陥ってしまうのでしょうか。

私が教職課程を通じて感じたことを書いていきます。

※考え方は人それぞれですし、全てに当てはまらないこともあります。

幼少期の刷り込み

両親や親戚から進学校へ行くように一度は言われたことがあるはずです。

「有名な大学を卒業すれば、きっといい人生を送れるはず」そう言われて勉強を始めます。

実際学歴社会ですし、間違ったことを行っているわけでは無いと思います。

勉強する方も、親の言うことを信じて勉強します。

勉強に力を入れている家庭だと、小学校から塾へ通わせる場合もあります。

小さい頃から学歴社会を刷り込まれていたんですね。

メディアの影響

最近は高学歴の学生のテレビ出演が多くなってきました。

出演している学生は容姿端麗で「神童」などと言って世間の注目を集めます。

視聴者の中には「羨ましい」と思って見ている方もいるかもしれません。(私はそうでした(笑))

もちろん、彼らの努力は尊敬しますし、応援しています。

実際、難しい大学に入学することは大変ですし、相当の努力が必要です。

私からすると、彼らは「神童」という言葉はぴったりです。

メディアの「高学歴は人生の成功者」のような報道は視聴者の誤解を招く場合があるといえます。

学歴社会の弊害

学歴社会にはメリットもあると考えていますが、ここでは弊害について触れていきたいと思います。

他人との比較

中学校に入学すると、テストで順位がつけられることになります。

高校では偏差値が与えられ、あたかもその人の価値のような扱いをします。

順位付けには「競争させることで危機感を持たせる」という効果もあるようですが、効果を受け入れられない生徒も中にはいます。

競争に負けた生徒は「落ちこぼれ」と感じ、自尊心が低くなるおそれがあります。

順位の受け取り方は生徒によって違うため、難しいんですが、、、

学歴社会による競争の激化は、差別の要因にもなっているといえます。

勉強の楽しさの消失

テストでいい点を取るために勉強を頑張る、大変素晴らしいことですが、果たしてそうでしょうか?

受験勉強を思い出して見てください。辛かったですか?楽しかったですか?

休む間も惜しんで勉強した思い出が蘇り、辛いことが多かったはずです。

(志望校に受かって喜ぶのは、勉強自体の喜びでは無いと考えます)

勉強するのは、自ら主体的に学ぶことが理想では無いでしょうか。

勉強は本来楽しいはずだと思います。

わからないことを知れた喜びは大きいですよね。

受験勉強はもちろん必要ですが、同時に勉強の楽しさを失っているのでは無いでしょうか。

受験のための勉強

受験勉強といえば、知識を詰め込むことが中心になるのでは無いでしょうか。

公式や単語を覚えることがメインです。

しかし、それでは記憶力のいい生徒が受かりやすい状況になってしまいます。

受験は記憶力を見る試験と言っても過言ではありません。

(もちろん、記憶力も武器の一つなので難しいところですが、、、)

最近ではAO入試などで、受験生の人柄も見られるようになりました。

学生の素質が最大限活かせるよう、試験内容を幅広くすることが必要だと思います。

健康への懸念

受験勉強をしていた友達は、毎日10時間以上机に向かっていたと言います。

それだけ座った姿勢でいると、健康に悪いことはわかりますよね、、、

人との交流も少ないですし、精神面への負担も大きいです。

もちろん、文武両道の人はいますがごくわずかです。

人生で一番充実している時期を勉強に費やすのはもったいないです。

貴重な期間を受験勉強だけでなく、遊びも勉強もバランスよくできるように取り組むことが重要です。


職業選択の自由

日本は大卒と高卒で就ける仕事の幅に違いがあります。

大卒は幹部として育成される一方、高卒では現場や肉体労働が中心になります。

大卒でも希望すれば現場系の仕事はできますが、高卒では幹部候補生としての業務はできません。

すなわち高卒の方が就ける幅が狭く、職業選択の幅が狭いと言えます。

同様に大卒でも、有名大学とそうでない大学にも違いがあります。

有名大学は引く手数多でどこへでも就職することができます。

しかし、無名大学では書類選考の段階で落ちることが多く、希望する職種や会社に就職することが難しいです。


まとめ

いかがだったでしょうか?

学歴社会はメリットだけでなく、弊害も同様に存在しています。

学歴社会は優秀な芽を摘んでしまう場合や、今回のような犯行に及んでしまうと考えます。(犯罪はダメです)

ですが、学歴社会を否定すると、勉強を頑張った人を否定してしまうので難しいテーマですよね。

実際学歴社会が根付いていますし、今後しばらくは変わらないのでは無いかと思われます。

私自身、学歴社会を否定しているわけではありません。

教職科目を履修していたので、今回の事件が気になっていました。

学歴だけではなく、自分の才能を存分に発揮できるような試験の整備が必要ですね。

メディアや社会の情勢に踊らされることなく、自分の納得いく人生を送りたいものですね。


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