みなさんこんにちは、Katsuです。
そろそろ野球シーズンが到来する季節になりました。
連日世間を賑わせているニュースについて書いていこうと思います。
高校野球の全国大会(春の甲子園)において、出場校の選出に問題があることが話題になりました。
今回はそれについて書いていこうと思います。
私自身、高校時代野球をやっており、甲子園目指して必死に練習をしてきました。
球児の熱い想いや日々の練習の辛さを身に染みて感じています。
私なりに意見を書いてみましたので、みていただけると幸いです。
※あくまで個人の意見であり、特定の個人・団体を推奨、中傷する目的ではありません。
何が起こったのか?
まず初めに、状況を書いていきます。
2022年3月に行われる選抜高校野球の出場校の発表が先日行われました。(いわゆる「春の甲子園」ってやつですね)
本大会では、各地区の枠に応じた代表校を決め、合計で32校の出場が可能になります。
出場の目安としては、昨秋の予選を勝ち抜いた高校を中心に決めていきます。
(基本的には昨年の秋季大会を勝ち進んだ高校が選出されるのが慣例になっているかと思います。)
ここで問題が起きました。
毎年東海地区は毎年2校の枠が与えられています。
昨秋の東海地区予選では、
- 優勝校:日大三島高校(静岡)
- 準優勝校:聖隷クリストファー高校(静岡)
- ベスト4:大垣日大高校(岐阜)
- ベスト4:至学館高校(愛知)
の結果で幕を閉じました。
予選の結果だけを見れば、優勝校の日大三島高校と、準優勝の聖隷クリストファー高校がそれぞれ甲子園の出場を決めることができたかと思います。
ですが発表日当日、選出されたのは優勝校の日大三島高校と、ベスト4の大垣日大が選出されました。
この点の問題について、以下に書いていきます。
問題点について
メディアでは「なぜベスト4の大垣日大が選ばれたのか?」という記事をよく見かけました。
確かに本来であれば準優勝校の聖隷クリストファー高校が選ばれているはずです。
しかし、私なりに問題点をあげてみました。
それは、「選考方法が曖昧すぎるのではないか」だと感じます。
大垣日大を選出した理由を高校野球連盟(高野連)が明らかにしています。
- 地区大会は、あくまで選出における参考資料であること
- 選手個人の力量が大垣日大の方が上回っていた
- 地域差も加味した上で、総合的に判断した
この意見を聞いてモヤモヤする点をまとめてみました。
- 予選は参考資料:秋季大会の意味そのものの必要性が揺らぐのでは?
- 個人の力量:チーム力で工夫して勝ち上がってきた高校は不利なのか?
- 地域差:同じ地区から複数校出場するのはダメなのか?理由は何か?
一見もっともな理由ですが、これでは選考委員会の匙加減でいくらでも調整できてしまうのではないでしょうか。
言ってしまえば、選考委員会の好きな高校に出場させることだってできてしまいます。
試合のスコアでも、両校とも大きな差があるようには思えませんでした。
また、個人の力量は何で判断したのでしょうか。球速でしょうか、打球の飛距離でしょうか。
陸上のように、記録会でもしない限り判断しにくいと感じます。
落選した高校の中には、春に向けてチーム作りをしている高校もあるので、その点も考慮する必要があります。
このニュースが与える影響
この一件が与える影響は以下のようだと感じます
- 「努力は実らない」と感じてしまうのではないか
- 個人中心のチームが増え、悪影響を及ぼすのではないか
- 選出を通じて、何を伝えたかったのか?
聖隷クリストファー高校は大きなショックだったと思います。
チーム力でここまで勝ち上がってきたのですからね。
強豪校ということもあり、日々の練習は想像を絶することかと思います。
今回の件に落ち込むことなく、より一層成長した姿で夏を迎えることを期待しています。
また、個人の力量を重要視すると、チーム自体が成り立たなくなってしまいます。
野球を始め、チームスポーツは個人ではできませんからね。
キャッチボール一つとっても、相手がいるから練習することができます。
仲間がいるから切磋琢磨でき、より成長できると思います。
今回の件は、野球の本質そのものが問われるものになったのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私自身、高校球児ということもあり、この件に触れずにはいられませんでした。
繰り返しになりますが、あくまで個人的見解です。特定の個人や団体を非難、推奨するものではありません。
高野連には試合の球場の手配など、最高のプレーをするために尽力していただき、感謝しています。
21世紀枠の導入により、選手たちの大きなモチベーションにもつながっています。
高野連無くして、高校野球は存在できません。
選考についても、選ばれた大垣日大には思いっきり堂々としたプレーを期待しています。甲子園に出るだけの力量があると感じています。
大垣日大も、選ばれるだけの要素があったということです。
メディアでも色々言われているかと思いますが、純粋な気持ちで応援することが本質ではないでしょうか。
今回の一件が、高校野球や社会により良い影響を与えてくれることを願っています。
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