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【教員免許取得者が思う】橋下徹氏の発言について

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この記事を書いた人

社会人(24歳)
高校までずっと野球(勉強学年最下位)⇨Fラン大学に入学⇨一念発起し猛勉強⇨
成績優秀者として表彰される⇨東証1部、業界首位の企業に在籍中
みなさんに私の経験を少しでも役に立てていただければと思い、書いています。

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みなさんこんにちは、Katsuです。

今回も引き続き、東京大学前で起きた事件について書いて行こうと思います。

2022年1月15日(日)に東京大学前で、当時高校2年生だった男子高校生が、男女3人を切りつけ刺傷させた事件が起きました。

事件について、元大阪府知事の橋下徹氏の発言が気になりました。

なんかこう、モヤモヤすると言いますか、、、(語彙力)

とある番組に出演した際、「人生は自己責任が原則」といった旨の発言がありました。

(詳細は長くなるので省略します)

私自身、教育実習や教職課程を学んでいく上で、気になる部分があったので、書いて行こうと思います。

※前提として、橋下徹氏の発言や考え方について賛同するつもりもありませんし、否定するつもりもないこととします。

犯人の行動や考えについて賛同、推奨するわけではありません。

また犯人の高校生や家族を特定、誹謗中傷する意図はありません。

あくまで一個人の感想です。

過去に記事を書いていますので、そちらも見ていただけると幸いです。


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時系列として

事件から橋下氏の発言までのざっくりとした流れを書いていきます。

  1. 進路相談で志望校の東大を別の大学に変更するよう言われる
  2. 落ち込んだ高校生が自暴自棄になり犯行に及ぶ
  3. 事件について、橋下徹氏がメディアでコメント発表

自己責任は原則だが。。。

橋下氏の言うように、確かに人生には自己責任の面があります。

しかし、成績が振るわず志望校の変更を言われた高校生は、とてもショックだったと思います。

私も同じ立場だとショックを受けると思います。(犯罪は絶対ダメですが)

もちろん全員が第一志望の学校に合格できることが理想です。

学校の先生たちも、生徒の納得のいく進路の実現のため、全力を尽くします。

生徒の喜ぶ顔を見たいはずです。

しかし、彼は現実を受け入れることができなかったんだと思います。

必死に勉強した上で、進路の変更を勧められたわけですからね。

おそらく当時の彼は東大合格に全てをかけるほど必死なせいで、視野が狭まっていたんだと感じます。

志望校の変更は、プラスの面もあることを説明できたらよかったと思います。

原因はどこにある?

私が思うに、原因は「周囲のプレッシャー」にあったのではないかと考えます。

彼の通っている高校は地元でも有名な進学校であったことから、周囲の期待も大きかったと思います。

世間でも学歴や教育に関する関心も大きいです。

メディアでも高学歴の学生の露出が増え、人生の成功者のような報道をされます。

彼自身も期待に応えたいが故に、悩むことが多かったんだと思います。

また、期待に応えられない自分自身に嫌気がさしていたのではないかと考えます。

周囲の理解も必要

繰り返しになりますが、「自己責任」は確かに一理あります。

しかし同様に、「周囲の理解」も必要なのではないでしょうか。

17歳に勉強に全てをかけるくらい必死にさせる環境は酷です。(家庭や個人の事情もあるので難しいところですが)

周囲の期待の大きさで第一志望に受かるなら苦労しないですからね。。。

進路の変更や勉強以外の選択肢も提供できる環境の整備も必要ではないかと感じます。

受験生も同じ人間です。

自分らしく生きられるよう教育するべきだと思います。

とはいえ犯罪はダメ

とはいえ、彼のしたことは許されるべきではありません。

犯行ももちろんそうですが、被害者の受験生のチャンスを奪ってしまいました。

その他大勢の受験生の不安も相当なものだったと思います。

善悪の判断が鈍っているからこそ、一旦落ち着くことが重要です。

自分の事情と相手の事情を区別しなくてはなりません。

自己責任は、教育があってこそ

今回の橋下氏の発言は、加害者の犯行にだけ注目した発言なのではないかと思います。

犯行に及んだ背景を見ると、とても大きなテーマが隠れているように思えます。

「学歴社会のプレッシャー」「個人の可能性の否定」などではないでしょうか。

これらの問題を解決していかないと、同様の事件が起きるのではないかと感じます。

「勉強だけが全てではない」

「子供には無限の可能性や選択肢がある」

生徒一人一人に向き合うことが必要です。

大人たちも子供の可能性を信じ、正しく自立できるよう教育することが必要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

※あくまで考察ですので、事件の経緯や内容を確定する者ではありません。

いい大学や企業に入ることが人生の全てではありません。

確かにいい大学に入ったほうが、人生が充実する可能性が上がると考えます。(データがないのでなんともいえませんが、、、)

一つの物差しで測るのは早計です。

子供には想いもよらない才能があります。

才能はスポーツや芸術など多岐に渡ります。

大人も子供たちを信じて、サポートすることが必要です。

すぐには芽が出ないかも知れませんが、どっしり構えましょう。

大人たちの敷いたレールを歩いている子供に自己責任を押し付けるのは重いです。

自分で選択できるように教育した上で、自己責任の価値観を与えるべきだと考えます。

これらは難しいテーマだと思います。

親としても子供の喜ぶ顔が見たいですからね。

自身に関わる人全員が納得いく選択や環境ができることを期待しています。

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